保健指導従事者学習会のレポート

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 栄養部より

 

 

 

平成28年2月8日鹿屋市保健相談センターにて保健指導従事者学習会があり参加させて頂きました。

「身体の機能としくみ」と題して健やか労働衛生コンサルタント事務所長の草野 健先生にご講演を賜りました。

 

2胃酸=NaCl(塩酸)で、空腹時の胃酸のpHは1.5と一番強いそうです。

これは理科実験の時に使う塩酸に近く、胃酸でかなりのばい菌はここで死ぬのだそうです。

胃の中は無菌状態ですがピロリ菌はこの中でも生き続けることができるのだそうです。

ろくに噛まずに胃袋に送り込んだり(食べ過ぎた時など)、菌の量が多くて胃酸が間に合わなかった時には食中毒を起こしやすいそうです。胃の働きは混ぜたり消化するという働きがありますが胃では吸収はせずに、吸収しやすい形で送っているのだそうです。

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大腸は水分を吸収すると同時に老廃物を出しており、下痢をする時というのは栄養が吸収されていない状態のことを言うので、下痢をすると痩せる、脱水になるというのは当たり前のことなのだそうです。

大腸で下痢を起こすことはなく、胃か小腸が原因で下痢を起こし、下痢とは防御反応のひとつでもあり、人間の身体とはそのようなものだと話されていらっしゃいました。
脳細胞にはグルコース(糖)が必要であり、糖以外は使わないのだそうです。

5糖質制限食では血糖値は良くなるけれど脳の働きは悪くなるとも話されていらっしゃいました。脳は65歳までは衰えることはないそうです。

若くて脳に衰えを感じる人は生活が影響しているのではないかと話されていました。

 

人間は余分なエネルギーを肛門からは出さないようです。それは飢餓に強くできている、いざという時のためのエネルギーとして蓄えておくための、こういうシステムが出来上がっているようです。糖やタンパクは1gあたり4kcalのエネルギーがありますが脂質は1gあたり9kcalと、同じ重量で2倍のカロリーを持つので、いざとなれば脂肪を蓄えるように人間の体はできているそうです。

 

5「ためして○○」という番組で、以前、動脈硬化には抗酸化作用のある納豆がいい、と放送されたようです。しかし、それをみていた視聴者は納豆を1日何個も食べて、プリン体を摂りすぎて高尿酸血症になったそうです。番組では間違ったことは言っていないのですが、患者さんには「○○がいい」と食品名を出すとかえって誤解を招いてしまうので、指導者としてはそういったことはしないほうが良い、とも話されていらっしゃいました。

 

草野先生のお話は、普段当たり前のように言われていることをきちんと理由を説明してお話くださったので、そのしくみがよく分かりました。

6よく噛んで、偏った食事をせずに何でもバランス良くたべること。

食べるものがエネルギーとなって機能し、自分自身の体を作り上げてくれているので、毎日休むことなく当たり前のように働いている自分の身体(臓器)に感謝し、これからは少しでも身体をいたわってあげられるよう、食事にも気を付けていきたいと思いました。

 

 

 

平成28年2月9日 栄養部 津代