小児リハビリテーション院内研修を実施しました。

 

1月29日(金)から31日(日)にかけて、大阪発達総合療育センターの小児ボバース基礎講習会インストラクターである、海瀬一典先生を講師としてお招きし、福田病院にて院内研修を行いました。

 

テーマは「乳幼児期の発達(0ヶ月から12ヵ月)~神経可塑性・運動発達制御・感覚運動経験をふまえて~」と題し、個別症例検討・治療デモンストレーション・講義・実技とたくさんの研修を実施していただきました。

 

9セラピストが皆でディスカッションを行い、考えを共有するというコンセプト通りに多くの意見が飛び交い、院内研修ならではの講習会を実施する事が出来ました。

 

先生の治療は、子どもさんの治療だけでなく、ご両親へのアドバイスやホームプログラムの提案を丁寧に指導している様子がとても印象的でした。個別症例検討・治療デモンストレーションをお願いした子どもさんはもちろん、ご両親にとってもさらに療育に対する考えが深まる良い機会になったのではないかと思います。

 

小児のリハビリは、ご家族の協力がとても重要です。各ご家族の生活スタイルに合わせて、そのスタイルにあったリハビリテーションを提供していくことが療育であると思います。先生の治療はまさに、そんな家族中心のリハビリテーションの重要性を、改めて教えてくださりました。
当院でも今回の研修を通して、常に何を促していくのか考えながら治療を行うことで、子どもさんとそのご家族の為により良いサポートが出来るようにしていきたいと思います。

 

8終わりになりますが、院内研修ということでしたが、外部の理学療法士の先生方にも多く参加して頂きました。また、次回もぜひ参加したいとの声をいただき、本当にありがとうございました。来年度も他の病院や療育施設の方々がより多く参加していただけるよう準備していきたいと思います。

 

 

平成28年2月9日  理学療法士 鮫島友和

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