8月の鹿屋地区栄養士会に参加して~栄養部より~

今月は「非常食」について、前半は「熊本震災被災地に支援に行かれた時のお話やJDA-DATのご紹介」を鹿児島県栄養士会会長 児玉先生より、後半は「鹿屋市の災害時準備の現状」を鹿屋市役所 安心安全課主任主事 瀧川氏よりご講演賜りました。今回も30名近くの参加となりました。

 

災害が起こってから3日以内に自衛隊が来るがそれまでは自分のところの病院や施設を守ることを考える、災害時は国は何もできない、そういうものだから自助(自分で自分を守る)が基本である、ということを児玉先生は強く訴えていらっしゃいました。

5児玉先生がちょうど熊本にJDA-DAT(日本栄養士会災害支援チーム)で参加された時にO-157が流行していて、拭き取りを行っていたDrやNsに加わって一緒に拭き取りをされたり、地震の恐怖から便秘になっているかたへファイバー(粉末状の食物繊維)を差し上げたり、高血糖のかたへ「栄養指導ができますのでさせてください」とできることを提案して、市民の方だけでなくずっと対応に追われていた職員へのケア(血圧や血糖についてのお話)もされたことなど、その活動についてお話下さいました。

 

6熊本では県庁に物資が集まり、それを避難所に配給していたそうですが、病院は、その地域で拠点となる病院を1つ持ち、そこから横のつながりを持ち、自分の病院が使えなくなった時はどうするか、または自分の病院が使える時にはどう受け入れるのかを考えておく必要があり、地域連携は大事である、ともお話下さいました。

 

鹿屋市の非常食については、10万人の鹿屋市民に対して少しずつ増やしているが足りる状況ではない、ということでした。

7まずは各家庭で3日分の水や食べ物は準備することが大事ということでした。鹿屋市では昨年度から非常食のアレルギー対策も行っているそうです。熊本では被災地に非常食を持って行っても普段から食べ慣れていないのでなかなか手に取ってもらえなかったということから、鹿屋市では普段から非常食に食べ慣れておくことが大事ということで、非常食を使ったレシピを鹿屋市民に知ってもらうための「ごちぼう」プロジェクトに取り組んでいることを話されていました。

鹿屋市が防災訓練の中で炊き出しなどもしていると今回初めて伺いました。

 

お二人の先生方のお話はとても分かりやすく、「なるほど」と納得することばかりでした。私も日頃できることがあれば心がけていきたいと思いました。

 

平成28年8月24日 栄養部 津代