小児リハビリテーション院内研修会のレポート

2月24日(金)から26日(日)にかけて、大阪発達総合療育センターあさしお診療所の小児ボバース基礎講習会インストラクターである、海瀬一典先生にお越しいただき院内研修を行いました。

 

今回はGMFCSレベルごとの子供さんについて治療展開をどのように考えていくか、というところから姿勢コントロールや目標設定について講義や治療デモンストレーション、実技などたくさん教えて頂き、非常に充実した研修会となりました。

 

今回の講習会では皆で子供さん1人1人についてディスカッションを行い、その子供さんをどのように捉えるか、また、その子供さんにどのようなことが必要なのか等を先生にアドバイスを頂きながら皆で考え、意見交換を行いました。院内研修ということもあり、意見が多く飛び交い皆でディスカッションできたことで考え方を共有し理解を深めることができたように思います。

 

また、今回の講習会では「評価」について考えていきました。「評価」は子供さん1人1人の状態を捉えていくためにセラピストが皆行っていることではありますが、今回の講習会ではさらに詳しく子供さんが何を感じているのか、感覚面や情緒面に着目して子供さんの訓練に繋げていけるよう分かりやすくご指導いただきました。

先生には講習会の前日よりお越しいただき、セラピストの訓練に介入し手技やアドバイス、ご家族の方々にホームプログラム等を教えて頂きました。その中でどのように子供さんとの関りをもつのか、訓練に介入するにあたって子供さんとどのように向き合い、接していくかということを学ばせていただきました。子どもさんの訓練に携わる中でその子どもさんが発信した反応に気付き、応えていけるようなセラピストを目指していきたいと思います。

 

最後になりますが、海瀬先生には来年度もお越し頂けるとのお言葉を頂きましたので、今回学ばせていただいたことを復習し、来年度の講習会へ繋げていけるようにまた準備をしていきたいと思います。

 

平成29年3月21日 リハビリテーション部

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