小児リハビリテーション院内研修会を実施しました。

12月8日(土)から9(日)にかけて、大阪発達総合療育センターあさしお診療所の小児ボバース基礎講習会インストラクターである、海瀬一典先生にお越し頂き院内研修を行いました。

今回は「正常発達における運動学習の治療展開」というテーマのもとに、正常発達に沿った評価、分析のポイントを講義や治療デモンストレーション、実技にて教えて頂きました。とても貴重な充実した2日間となりました。

今回の講習会は正常発達に着目し、事前に出生してからの筋・骨・視覚・神経系・前庭覚をグループに分かれて講習会までの1か月の間に週1回のペースで発表を行ってきました。
講習会では正常発達を踏まえ子どもさんの治療を通しどのように変化していくのか考え、目標や治療展開の考え方等先生にアドバイスを頂きました。

また、事前に治療での困り感、悩んでいることをアンケートで集め、それに対して一つ一つ丁寧に解説して頂き、経験年数問わず学ぶことが出来、今後の臨床に即座に反映できる講習会となりました。

 

実技ではセラピストからの感覚を徒手によって伝えることで座位時のアライメントや上肢の運動方向を調えていく実技を教わりました。

治療デモンストレーションでは、正常発達に沿った子どもさんの変化をとても感じることができ、今後のさらなる可能性を感じました。セラピスト側からの誘導ではなく本人から動きたいと思える治療介入を考えて臨床に繋げていかないと、改めて直庭させて頂きました。

海瀬先生には毎年、当院にお越し頂き、たくさんの子どもさんを見て頂いています。海瀬先生も講習会が楽しみで年を重ねるごとにいろいろな面で成長していくお子さんを見ることが出来てうれしいとおっしゃっていました。

子ども達の能力を最大限に発揮できるよう、更なる成長を感じられるよう、セラピストとして、今後もたゆまぬ努力を重ねていきたいと思います。

最後になりますが、今回の講習会にご協力いただいたお子さん、ご家族の方へ感謝申し上げます。また海瀬先生には来年度もお越し頂けるとのお言葉を頂きましたので、今回学ばせていただいたことを復習し、来年度の講習会へ向け準備をしていきたいと思います。

平成30年12月14日 リハビリテーション部

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