第4回日本糖尿病療養指導学術集会のレポート

H28、7/23~24日の2日間に渡り、第4回日本糖尿病療養指導学術集会に参加させていただきました。
「チーム力UP!自分に出来ること 自分にしかできないこと」をテーマに、主に運動療法と食事療法をメインとした糖尿病最新知見と教育講演実技体験を聴いたり糖尿病療養指導のポイントとなるDVDを見ての意見交換では患者さんの個別に応じた支援の仕方や声掛けなどを学ぶことが出来ました。

 

運動療法では、今までは糖尿病腎症の患者さんには、腎機能悪化が懸念されるため運動は制限されていましたが、細胞を再生させる意味で運動はとても重要であると見直されているようです。
よく糖尿病患者さんにある【こむらがえり】には、筋膜によったしわを伸ばす意味でストレッチ運動が良いと言う話を聴きました。これからは理学療法士だけでなくNsや他の医療者もリハビリに関わっていき、近い将来、歩数計が医療機器になり、運動の見える化が重要視される時代になると言われていました。

 

食事療法では食事摂取の順番や患者の個別にあった食事メニュー作り、患者が何でもきいてもらえる雰囲気作りの重要性について学びました。

 

今回の研修で糖尿病患者だけでなくすべての患者さんにおいて、患者さん自身に自己開示してもらえる雰囲気作りが大切である事と、より質の高いケアを行うにはチームで力を合わせきめ細やかな療養指導が大切である事を学びました。
どの分野においても患者さんの心理面に配慮した態度や声掛けを心掛けていこうと思います。

 

(病棟看護師  小野真由美 岡留真奈美)

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