栄養部より
10月17日(月)午後6時半から8時まで鹿屋市役所にて、鹿屋市地域包括ケア推進協議会が開催されました。
今回は医療・介護連携推進に関するアンケート調査の結果をもとに、各関係機関より様々な意見が出されました。
このアンケートは在宅医療・介護連携における課題を明確化し、在宅医療推進のための基礎資料として活用するために実施されました。
対象者は医療関係者(医療機関・歯科診療所・薬局)、介護関係者(居宅・介護サービス・訪問看護訪問リハ・介護老人施設・グループホーム・地域包括センター)で、①各関係機関との連携について、②在宅医療の推進について、③看取りの対応について、④容態急変時の対応について、調査されました。
①については、医療関係者側に連携不足感がみられることから、連携窓口一覧(リスト)・マップの作成や連携強化のための研修会、ICT(情報共有システム)導入などを検討していくとのことでした。
②については、家族が家で看取るという心構えができていないなど理解が進まず、ニーズが少ないので市民向けの在宅普及啓発に関するリーフレット作成やフォーラム開催について検討していくとのことでした。
③については、看取りの負担は半数前後が重いと感じていることから、看取りができない理由を追加調査していくとのことでした。
④については、休日や夜間に対応可能な機関の不足、かかりつけ医の専門以外の症状の場合の受診先が分からない、などが課題にあることから、容態急変時の搬送先の判断に関するルール作りを行っていくとのことでした。
推進協議会のもと、各部会(在宅支援部・広報研修部・認知症部)の会員の選定も行われ、それぞれの部会で話し合いも行われています。
次回の推進協議会は来年の2月に開催予定です。
栄養部 津代